西暦2000年11月1日(水)〜10日(金)  

記              録
 早い。もう11月になってしまった。最近時間の過ぎるのが早い。こうして歳をとっていくのだなあ。まあ、早いと言うことはそれだけ毎日が充実しているというか面白いからなのだろう。

 ・・・何とはなしに仕事をしたような、しないような、まぁいつもながらの日。職員会議もあったりして、あっという間に外は暗くなっていた。おまけにしとしと雨。風邪かなぁと思って帰宅したが、そうひどくもなさそうなので、医者へ行くのはパス。早めに寝ることにする。
 今年度、総合学習として外国の方との交流をしてきたのだが、今日は各クラスの体験を発表する会。こちらの予想以上に子どもがよくやったので感動した。始まる前はドキドキすると言っていたが、みんな堂々として立派だった。こちらの考える以上の成長をしている。嬉しいことだ。

 ・・・今日は順さんが研究授業の打ち上げで遅くなるということで、少し遅くまで職場で仕事をした。本人も2次会はないという話だったのだが、予想に反して遅いご帰還でかなり心配した。その帰宅を待つ時間を利用して、かつてシユーシーミー(インターネット利用のTV電話のはしり)に使ったカメラを利用して、ライブカメラを作ろうと準備をしたがうまく行かなかった。
 集半ばに休みがあるのは嬉しい。則に進められて、下着のバーゲンに買い物に行く。やや高いと思ったが、普段の値段よりは安いそうだし、せっかくの勧めもあったので思い切って買ってきた。2万5千円ちょっと。下着にこんなに金を使うのは初めてだ。

 ・・・朝早く起きて、ライブカメラのテストを続け、ようやく動くようになった。何のことはない、カメラの設定が悪かっただけだった。昔使った機材なので、マニュアル等が無くなっていて、サイトに行って使用方法をチェックしたら、簡単な間違えであった。少し寝て頭を切り換えたのがよかったのだろう。思いこみというのはどちらにせよよくないことだ。

 今日順さんの買い物に付き合って新宿に出たついでに、めたりっくバーという東京めたりっくのショールームに行った。ADSLを体験したが、その高速さは、かつてT1を経験したNTTのショールームのそれよりも高速な感じさえした。まぁショールームということで、特別な環境にあるのだろうけれども、次代を予感させるに充分なものだった。こうしたものを付けるように将来なれば、ライブカメラもスチルではなく動画も可能になるだろう。
 則は休み。いいなあ。私はといえば、午後親子レクレーション大会とやらでかり出されて3時過ぎまで学校にいた。まあ、1年に1回のことだからサービス。親の飾らない姿を見れるので結構面白い。そこで、うちの親はなんて元気なんだろうと確認した。すごい。

 ・・・ライブカメラで遊んでいたりするから、うらやましがられても仕方がない。でもこの状態もあと1年と半年はない。2002年度からは学校においても完全週5日制が施行される。それはさておき、どうも体調が思わしくない。朝起きる(といっても午前だいたい3時半から4時頃)とき二日酔いのような感じなのだ。もちろん前日に酒を飲んでいるわけではない。風邪のせいなのかも知れない。そんなわけで、夕方図書館へ本を借りに行ったが、飲みもせずにただ食べて帰宅した。
 1日仕事。といっても家事ではなく、則の手伝いや旅の資料作り。まあ、これが仕事と言えるかどうかは解釈にもよるが、結構疲れた。ずっと右手を動かしていたので、手首が腱鞘炎のように痛い。

 ・・・朝ご飯を食べに言って、そこで少し他の人の原稿を見るという作業をした。順さんにも手伝ってもらった。帰ってきてまたすぐに昼を食べて、例のごとく寝てしまった。夕方起きて年賀状の作成をした。来年の干支は巳である。これをモチーフにして考えた。だんだん文字ばかりの年賀状になる傾向にある。去年の年賀状はモロッコからの砂漠の2000年の日の出というものだったが、今年のはまだ秘密である。
 月曜日って、どうして疲れるのかなあ。子供と一緒で、休みの後はどうもエンジンがかからない。ま、それでも午前中頑張ればいいのだからいつもよりは楽かな。午後は展覧会の会場作りで力仕事。腰に来た。

 月曜にはだいたいここのところさえない。今日も何だか風邪気味というか、だるい感じで出勤だ。午前中は先週ののこりをやっとこ差し上げて、午後は納品の立ち会いなど。でもなんだかんだとやっていたら、いつの間にか部屋で最後の退勤になってしまった。今夕も頑張らなければ。
 最近医療ミスが続いている。今日もその特集をやっていたが、16歳の高校生が、毎日抗ガン剤を打たれて死亡したという。私など1日やっただけでもあんなに気持ち悪くて2度とやりたくないと思うほどの薬を、毎日打たれていたなんて可愛そう。苦しかっただろうなあ。それにしても最近こういう事多すぎる。プロの自覚に欠けているということなのだろう。そういえば今日のニュースに、不適格教師が増えているというのもあったな。

 ・・・公共広告機構のものだったか、政府のものだったか、20世紀の消費文化を21世紀に残しますか?というようなテレビCMが流れている。今日ビデオデッキが壊れたので、修理に出そうとしたら、平成元年購入のものなのだけれども、修理代が2万近くするという話。この間順さんはビデオデッキを(職場で使うにもかかわらず自費で?!)買ったのだけれどもディスカウンターでその額よりも安かった。こうなるとやはり修理とは何かと言うことを考えてしまう。今平成12年、11年間は使ったビデオデッキが修理をしてそのままの状態で後何年持つかと言うことを考えると、地球の重さを感じつつも、またゴミを作り出す道を選択せざるを得ない気がする。住民は一体どちらを選択するのだろう、目先の小さな政府か、後生のことを考えてよりお金のかかる政府か。ただ、担当の教員は「困る」というだけなのが、更に気にかかる。彼らもまた目先のことしか考えていない。1台しかデッキがないなら別だが、順さんの勤務先は例外としても、今の学校デッキなど取り合いになるようなことはないほど一般的には充実しているはずで、地球を救うためにはまた彼らをも救わないとかなわないのかも知れない。もっとも、かくいう私こそが、消費文化を謳歌している存在そのものなのだから、最大救われなければならないのは私なのかも知れない。

 さて順さんが医療ミスの話に触れているが、何と乳癌の手術で左右の乳房を間違えるという、まったくもって想像だに出来ないような事件が起きてしまったようだ。
 不思議なことにこの職場は水曜日に会議が入ってこないので、午後はしっかりとクラスのことが出きる。有り難い。何故校も違うのだろうと思うが、これはこれでちゃんとやっていけるのだから、本当に不思議だ。きっともっとスリム化も可能かも知れない。

 ・・・今日はどたばたした一日だった。外へ二回も出かけたし、それから最後は会議で、終日落ち着きのない日だった。夕方は久しぶりに外で順さんと少し飲んだ。何か急いでいる感じの今日この頃で、少し落ち着いて生活をとは思っているが、性格の問題もあるのか、どうもそうならない。東京も少しずつ秋から冬の様相になってきた。そろそろイチョウも色づく頃か。
 今日の6時間目はゆとりの時間なので、3年生は関係なくクラスの仕事に専念できる。おかげで展覧会の作品の連作りが完成した。ところでこのゆとりの時間、新しい指導要領ではどうやら無くなるらしいが、これも不思議な時間だった。創意工夫で好きなようにということでスタートし、はじめはなんだかんだと苦労したが、そのうち時間がとれなかったら無理にやらなくてもいいと言うようになり、なし崩し的に無くなっていってしまった。ただ、生活科は10年も持たないで消滅するだろうと言われていたのにまだ健在。総合学習はさて、どうなるのやら。ただ、言えることは創意工夫などといっても、学校の基本は基礎的な学力を付けることだと思うのだ。それなくして子どもに自由な発想を求めても広がりはない。

 さてその新指導要領。確か少し前に、3.14はなくなって3になるというような話があり、それに対して前から3.14なんて固定してしていないという政府側の反論があり、という感じだったのだけれども、一番新しい話では、全く逆で、簡単にして教える必要がある場合は3でもよいけれども基本は3.14という話だ。これでは決まる前から改訂ではないか。もっとも私も3.14派なのだけれども。
10  今週も終わりで明日から連休。いい骨休めになるといい。そのためにもお天気になるといいのだが予報はあまり芳しくない。最近私の晴れ能力も落ちて、雨交じりの天気が多い。「グリコー」の効き目もあまりなくなった。歳かな。

 最近よく子供が私の絵を描いてくれる。みんな後ろからお下げ髪が飛び跳ねている。これのために、則は髪の毛を切ることを許さない。

 ・・・ようやく今週が終わったという感じ。昨日と今日は少しラストスパート。ところでこのサイトのディスクスペースが少なくなってきたので少し改築をすることにした。少し時間がかかるかも知れないが。特にこの第6部が肥大化して、だいたい少し簡略化しないと読んでくれなくなっているのではないだろうか?