西暦2000年11月11日(土)〜20日(月)  

記              録
11  またまた遊びへ出発。2度目の佐渡訪問と相成る。かすかに記憶に残っている程度で、あまりよく覚えていないので、まあ初めてのようなものだ。船で2時間半ものんびりと佐渡へ渡る。

 ・・・二日の予定で駆け足佐渡旅行。ほんとに駆け足だったのだが、それはさておき今日は本当に焦った。相変わらずの格安バスツアーをしてきたわけだが、その集合場所へ危うく遅れるところだった。というのは、普段土日には停まらない快速電車が来たので乗った。何でも人身事故で緩行が停まっているというので、その臨時的な措置だったらしい。しかしこの選択が大きな間違いだったのだ。何と電車が出発してからすぐに停まってしまったのだ。その間に緩行が動き出したようで、快速はのろのろ運転で、どんどん追い越されていく。もうイライラで、こう言うときの私はいても立ってもいられなくなる。駅に着いてからは早足だ。どうやらこうやら集合時間5分前に到着。辛くも間に合う。少し早い時間出田のにこの事態。それにしても、我々より遅れた人は1組2人しかいなかった。それでもほぼ定時に出発。次回からは持っと早く出なければならないなぁ。

 さて長い長い佐渡への道。新幹線だと2時間程度で新潟へ着くのに、9時近くに新宿を出て到着は15時近く。6時間もかかってしまった勘定だ。とにかく佐渡島方角に沈んでいく夕日を眺めながらフェリー更にバスと乗り継ぎ宿には7時少し前に到着。宿は大きな旅館で、部屋もまぁまぁだったけれども、食事はいまいちだった。風呂は温泉で、泉質のためか浴槽が結構ぬるぬるしていた。明日も早いので早めに就寝。(写真は佐渡=中央海面の上に見える島影=の彼方に沈もうとしている太陽と海鳥)
12  紅葉がきれいだった。赤ではなく黄色だから黄葉と書くべきか。前回に引き続き充分に堪能した。佐渡金山は3度目の訪問にしてやっと印象に残った(前回は2回もいったのにあまりよく覚えていなかった)。それにしてもほんとにのんびりした。というかよく眠った。船の中で、バスの中で座ると眠っていた。

 ・・・最初に酒造元へ。ここだけでしか手に入らないと言うようなセリフには実に弱い。四合瓶を買えという順さんの指示にも関わらず、その倍の値段もしない一升瓶の方が得だと、強引に買う。あきれられた。それから佐渡金山跡。中の様子は以前と変わりなかったが、少し外側が整備された感じだった。それから少し海岸沿いを走って、女夫岩というところを見た。ここはたぶん初めて?二見浦のような注連縄はない。また陸続きになっている。

 最後に朱鷺保護センター。望遠鏡を使って代わる代わる見る。50メートル先のケージの中だから、見えたのは幸運と言うべきか。最後に買い物先によってアッという間の佐渡観光を終えて帰路へ着く。もちろん前日と同じように、長い長い時間を過ごさなければならなかった。しかしほぼ予定時刻に到着し、自宅にも9時40分頃には帰れた。

 今回のバスツアーで驚いたのは、配車だ。往きの東京新潟間は富山のバスで、佐渡に渡ってからは新潟交通佐渡(新潟交通傘下の会社らしい)であり、更に帰路は岩手のバス会社だった。総合的に運用しているのだろうが、こうした配車は驚くべきだ。地方ではオフシーズンは仕事がないからなのだろうか。少しでもバスを走らせた方がよいということなのだろうか。そして島内は別として、往復のバスは運転手2名のみ。これから考えると、現地のバスガイドは契約社員のような雇用形態なのだろうかとさえ思い及ぶ。世の中は厳しい現実があると、またもや思い知らされた。(写真は女夫岩=七浦海岸=とケージの中の朱鷺)

 ところで帰ってきて驚いた。オーストリアでのケーブルカーのトンネル内の事故だ。日本でも同じようなものは立山黒部アルペンルートにあるし、外国でもスイスなどこうした形式のトンネルの中を走るケーブルカーは沢山ある。それとこの車両座席はなく全員立ったままで行く形式なのだそうだ。
13  昨日の疲れが残っているかと思ったが、やはり翌日には出ないらしい。ということは明日か?今日も子どもと1日過ごした。こう書くと変な気がするかも知れないが、今までは授業が終わると職員室で打ち合わせやお茶のみをしていたのに、今年度は休み時間も子どもと過ごすことが多い。20分休みも子どもの相手をすることが多い。それが苦にならないのだから不思議だ。校庭で遊んでいる子を窓から眺めていると、大きな声で「せんせーい」と叫んで手を振ってくれる子どものせいだ。

 ・・・今日は健康保険証(公務員の世界では正しくは共済組合員証)の検認事務があった。検認といっても、事実上は新しいものとの交換作業。土日が入るので忘れるといけないので、前日の金曜日を含めて前後3回もアナウンスしたのに、22名中忘れた人が3人。この数値を多いと見るべきか少ないと見るべきか。一クラスで5〜6名の忘れ物はまぁ普通のことだろうけれども。少なくとも忘れ物が多いと嘆くわけにはいかない気もする。人間だもの忘れることもある・・・とあいだみつおのような心境だった。
14  朝ドリンク剤を飲んで出かけた。そのせいか、元気に過ごせた。どうもこの栄養剤。信奉的なものがあって飲めば元気になると思っている。海外へ出かけるときにも沢山持っていく。一説によると太る元というが、この効き目には換えられないと、常用してしまう。

 ・・・友人に今日電話をかけた。電話をかけたとかける状態だったことを幸せに思う。その友人の奥さんが定期検診で石灰化が発見され、経過観察となったとの話だった。しかし彼女は当然ながら気になる結果だったわけだし、それはだんなさんの友人も同様だ。話を聞いて、私はいくばくかのお金で安心が買えるのならば、たとえ何かの予定をキャンセルしなければならないとしてもそれは安いものだと、順さんの手術をした病院を勧めた。先週確か受信したはずだったので、今日電話をしたら、エコーを長時間やったけれどもハッキリしない程度で、2ヶ月後に念のためまた検査をする(生検できるほどではなかったということだと思う)ということだった。彼女の方もだいぶ安心をしたらしいとのことだった。良かったと思う。この安心をしていただけただけでも、私としても嬉しい限りだ。
15  先日の佐渡の土産が思いの外好評で、何度も礼を言われた。こんなに喜んでもらえるなら、毎回買ってきてあげようかと思ってしまう。それほど高価でないもので人のつながりができるなら安いものだ。

 ・・・最近血圧が低くなっていた順さんだが、また上がり調子になってきた。なだらかながら下がる傾向にあっただけに、それにこれまた少しずつだが体重も減少しつつあることによるものだろうと思っていただけに、原因が分からない。いずれにせよ一朝一夕には変わるものではないだけに、少し見守るしかない。
16  今日は寒いというので厚着をしていったら、そうでもなかった。でも、気温的には平年よりも低かったらしい。明日から展覧会のためその寒さの中体育館で飾り付けをした。何と言っていいか、うちの学年はあっという間に終わった。

 ・・・よっぱらって自転車に乗っていたところは覚えているが、その前後はハッキリしない。だいぶ飲んでしまった。このようなことは近頃はない話。久しぶりの深酒だが、明日も飲む。しかも明日は決行手強い相手だ。順さんの血圧は相変わらず高い。順さん曰く、栄養剤のせいではないか。そうかもしれない。
17  則が遅いというので仕事をしようと思ったが、写真ができあがってきていたので、そちらの整理をした。うつすときには楽しくて夢中でシャッターを切っているが、整理するとなると結構大変だ。金華山の分が終わった。

 ・・・今日もまた飲んだ。あまり飲めないかなぁと思っていたが、そんなこともなかった。それに肴がうまかった。さすがに1軒で帰ってきたが。帰ってきたら来週末の旅程表が届いていた。
18  則は休みでいいなあと言うと、職場でも同じことを言われると言っていた。休みになった分、他の日がきつくなるけれど、一気に突っ走った方が休まる感じがする。でも、だんだん疲れがとれにくくなっているから、それはそれできつくなるかも知れない。

 洗濯位しておくと言っていた則は結局何もしていなかった。仕方ない。男には期待すまい。

 ・・・今日はリニューアルする旅のページの構想で、一日が暮れた。何もしないから順さんはややお冠。さあ菅に今日の夕食はビール一杯だけにした。
19  久しぶりの休日。のんびりどころか、買い出しに大変だった。旅行へ行くのはいいが、その準備後始末が大変なのだ。自転車で新宿まで行けるのだから、まあ恵まれているのだろう。二人とも荷台をいっぱいにして帰ってきた。その後は仕事。区の文集を作るための原稿書き。結局こういう溢れた仕事は自宅へ持ち帰ることになる。

 ・・・日曜日だというのに、どうも何かやろうという気が起きない。困ったものだ。何だかちょっとスランプを迎えたような感じ。それでも気を取り直して新宿まで自転車で買い物へ行く。8ミリビデオのテープと額縁とアルバムとその中の紙とそしてこの間買ったレンズのフードを買った。昼は帰りに食べた。後はまたコンピュータばっかり。
20  また雨。月曜雨って多いのではないかなあ。体育がよくつぶれて、結局は室内遊びになる。今日はずっとハンカチ落とし。飽きずによくやる物だと思うが、よくやっている。これはすべて係りの子がやってくれるので、全く手が掛からない。

 ・・・あいかわらず、旅行のページのフォーマットづくりに苦慮している。ところで、今日は「がんサポートサイト」に順さんの記事が載った。しかし私も見たが、誤字脱字だらけで、とても紹介できるものではない。はずかしい。