7月30日(木) 白血球数1700。点滴が外れた。(順さん日記再開!)


 夕べもまあまあよく寝た。今日はどういう訳か次々に医師が来た。まず初めは消化器内科の先生。「もう大丈夫ですね、心配はありません。」と言って出ていったと思ったら、次に初めての医師が来て、「本川さん大丈夫ですか?」と声をかけて出ていった。あの人は一体誰だったんだろう。続いて登場したのがお待ちかねA医師。「まだ白血球が低い。が、点滴中止、抗生剤も12時間毎。」と言って出て行った。いつになく真剣な顔に圧倒されて「はい」と答えるのが精一杯だった。あの様子ではあまりいい状態ではないのかな、と思っても見たが、それにしては点滴が無くなったのはどうしてだろう。わからん。

 出る間際に「食事ちゃんと摂ってる?」と言ったことで、もうだいぶ時間が過ぎているのにまだ私の朝食が来ていないことに気づいて、仕方ない自分で取りに行くかと点滴の台車をごろごろ転がしていくと、無い。私の食事がない。看護婦にそのことを伝えて部屋で待っているとやっと来た。と言っても待っているほどのものではなく、流動食なので重湯とジュースと牛乳だけという寂しいもの。でもまあこれを食べないと次のステップにあがらないと思って我慢して飲んだ。

 9時半に点滴が終わってやっとひも付き状態から開放された。いやー自由に動けるというものは気持ちのいいものだ。早速トイレに行った。

 10時半になるとエコー。今日は医師らしき人が直接見て診断を下してその場で直接結果をA医師に伝えていた。少しとどまって聞いていたが、専門用語なのでわからん。これで検査は終わりかと思ったら、30分位して今度はCTに呼ばれた。また点滴するのか、ここの人いまいちだからな、と思っていたが、やや強引に、私の点滴の先に入れたのでここは無事クリア。その後胸から腰にかけて約10枚ほど撮った。

 部屋に戻るとごちそうが待っていた。勿論流動食。有り難くいただく。食事を終えた頃、則が登場。思いもかけず早く来てくれた。感謝。

夕方からすごい雷雨。梅雨の最後の抵抗なのか。私のベッドは外に背を向けているの、外の様子は差し込む日光の強さと窓を揺らす風邪の強さと雨の音で大体の見当をつけているのだが、今回の雷雨はもうすごかった。それがおさまった頃、則が、私の夕食時間にあわせて自分も食べようと買い物に行ったら、来ないと良いねと言っていたA医師が来てしまった。今日の検査で憩室炎に間違いなかったこと、それももう治まっていること、食事は徐々にご飯にすることを言った。白血球について質問すると、500くらいの誤差はしょっちゅうの事なので気にしなくて良いとのことだった。

 7時頃から抗生剤を投与した。座薬の時間はだいぶ過ぎていたのだが、今日の看護婦さんは、少し様子を見てみましょうということでやらなかった。その上、点滴の針を、あまり長く刺したままだとかぶれるからとの理由でさっさと抜いてしまった。こちらはすっきりしたが、良いのかなあ。また刺すのに苦労するんじゃないかなあ。でも、こんな風にさっさと自分で判断できる看護婦さんは初めてだ。今までの人は真面目にやってくれるけどマニュアル通りという感じだったからちょっとびっくりしている。

 8時前だというのにもう眠い。


則裕の記録

 今日は商売の全国大会の最終日で、まとめの会があった。来年は新潟で実施されるが、若干来年はこの手伝いをすることになるやもしれないので、この関係もあってふんだんなら最終日は記念講演などは聴かないこともあるが、今回はほぼ全日程をきちんとこなす。

 病院へかけつけると、順さんは点滴が外れていた。しかし白血球数は1800に落ちたと言うことで、なかなかうまくはいかない。まぁ有効数字を1桁と見れば、1800も2200も同じなのだが。このことの説明はまだ無いらしい。しかし、CTが追加されたことは、何らかの新しい手だての開始と言うことだろうと思う。かなり全身くまなく撮ったという状態なので、部位の特定とかには至っていないのだろう。というか、特定のためのCT検査であったのだろうか?

 ところで今日の雨は、順さんが書いている買い物に行っている時間帯に既にだいぶ小ぶりになっていおり、帰りは傘無しで大丈夫であったが、帰路の電車は大幅に遅れており、いつもより人電車早めに出たにもかかわらず、帰宅時間は殆ど同じ時間帯だった。今日も結局くたびれた。