5月6日(水) 久しぶり1日仕事。占いの運勢は最高だったが。

 今日は燃えないゴミを出した。来週は多分病院だろうから則に捨て方を教えた。その次の時には戻ってきているといいなと思う。

 学校について、月曜日から休むという話をした。後のことについては、講師を捜しているがあまり期待は出来ないというようなことを言われた。でも、とにかく出来るだけたくさんの時間を持ってくれる人を捜してくれるように頼んだ。手札をどれくらい持っているかによって決まってくるのだが、区としてもあまりないのだろうか。

 ま、何れにしろ、採るつもりはないということではなさそうで、一応捜してくれているみたいだ。しかし講師がとれないときは、教頭とあいてる教員を交代で当たらせるというが、3ヶ月も休む者に対してとる措置とは思えない。子供のことはどう考えているのだろう。

 ただ、やはり嘱託の人に頼むことになりそうで今日、正式に申し込んだみたいだ。会議後、彼女と話をしたが、成績付けまでやってほしいと言われたそうだ。結局は担任の代わりということか。申し訳ないと思うが、安心は出来る。少し引継をして、また明日続きをする。

 あと2日で終わりだ。もうみんな知っていて、「頑張ってね。」と声をかけてくれる。頑張りたいのは山々なのだ。誰よりも私がそう思っている。でも、それ以外にどう声をかけていいのか分からないのだろうな。


則裕の記録

 順さんの覚悟は、次第に引き継ぎという現実となって、形成されつつあるように思う。帰ってからも引継の資料をたくさん作っていた。私としては、こうした積み重ねが体と心を納得させるために必要なステップなのだと思ってそれを見守るだけだ。

 頑張って・・・これは私も実は言ったフレーズだ。ただ感じて欲しいのは、その中身は、正常な状態での復帰を望んでいる表現ということ。だいたいガンと分かっている人に、どう対応したらいいのか分からないのが普通だろう。ましてや女性ともなれば、全摘出が普通の現実を見れば、哀れみの情をも含んでいることだろう。

 さてこうして書いている時間から、ほぼ時計の短針が1回転すれば、手術の日時と方針が示されることになる。細胞診の結果と、読影の結果とともに。ほぼ無駄な祈りと思いつつも、経験豊富な医師の診断に反する結果となることを、強く祈らずにはいられない。 娘〜が気になるが、彼女の右手はなんとしても守りたい。それは彼女が自ら生きていくための掛け替えのない手段だからだ。