5月5日(火) どうということのない日

 こどもの日。全く我々には縁のない日だが、休みなので嬉しい。入院の用意をしようと思ったが、そんな気にもなれずのんびり過ごした。大掃除から1週間ともなるとそれなりに汚れが気になるが、もういいやという気になっている。そう、もういいや。

 藤原さんから電話がある。その後どうなったか心配してかけてくれた。藤原さんの場合、2つめの病院に入院してからK先生を知ったそうで、退院するのが大変だったらしいので、私がうまくS病院を断れたかどうか心配してくれたらしい。が、幸いなことに、私の場合、藤原さんに教えられた翌日にK先生に会えたので、全くその辺の心配はなかった。というか、電話1本で簡単に断ってしまったのだ。とにかく、21日にしこりを見つけてからの行動の素早かったこと。それでも、入院までは半月近くもかかっている。

 少し暇が出来たので、前から気にしていたアルバムの整理をした。何も知らずに桜を楽しんだ東北の旅の写真。自分で言うのも何だが、いい笑顔をしている。もし、葬式を出すようになったら、この桜の前の写真がいいな、などと余計なことまで考えながら2時間ほどでやっと終わった。

 則がカメラを持つようになってから、とにかく写真の枚数がすごいので、どんどんアルバムが増えていく。本棚を新たに買いたいと則が言うのも無理はないか。

 夜、学級便りを書かなくちゃ、と思ったのだが、気力が無くて止めた。金曜日には出さねばなるまいが、どう書いたらいいだろうか。


則裕の記録

 このホームページのデビューの日は順さんが入院を決めた日、というか学校を休むようになった日からとしたいと考えている。その準備をした。つまり、いくつかの実名を削除したり、感情的な部分や、誤解を与えそうな部分などを削除した。

 その他は何もしていない。順さんが言うように、少しまた部屋が乱れてきた。何とかしなければと思うが、仕事も明日は遅くまでしないとならないし、その次は順さんの決断の日になるので病院に行くしで、なかなか時間がとれない。もっとも気の持ちようなのだけれども。

 話は飛ぶが、許されるならば、下社の里曳きにも行かせたいと思う。何しろここ7年間の間、この祭りを楽しみにしてきたのだし、また7年後にならないとそれは見ることは出来ないのだ。無茶なことは承知していることは分かっているが、前回の旅行を参考にすれば、順さんペースで行くことが出来るという自信がある。そして今回は里曳きだからそう無理もするところはない。徒歩の距離も上社よりはづっと少ない。(上社はたぶん10キロ前後歩いたと思う。)
 それと今ひとつ、良い気分転換になると思うから。

 それから、順さんに言われて確認したのだけれども、どうも前よりしこりが小さくというか、固さがとれてきたように思われる。まぁそういう状態から固くなる状態のくり返しで、病巣が広まっていくものなのかも知れないが。何れにせよ、細胞診を再度やっているのだから、前回のあまりガン細胞が多くなかった結果との対比も出てくることだろう。後1日待つしかない。