第五日目 3月27日(火) 快晴    26日  28日

 世界3大美港の一つシドニー湾を楽しむクルーズやオペラハウス・ハーバーブリッジなど

フラマセントラルホテル(9:00頃発)→ボンダイビーチ(シドニーっ子にも人気のビーチでアボリジニ語でボンダイは“岩に砕ける白い波”という意味)→タドリーページ(シドニー市内を一望できる見晴らしのいい公園)→キングスクロス(オーストラリアでも有名な繁華街だが全長400mほでしかなく両側にはパブなどが並んでいる)→ウルムルー地区(元貨物船ターミナルで現在はオーストラリア海軍の軍港として利用されている)→ニューサウスウェールズ州立図書館(イタリアルネッサンス様式の建物でシェークスピアの原本を所蔵していることでも有名)→ハイドバーク(ロンドンにある公園と同じ名前でシドニー市と名古屋市の姉妹都市提携を記念したナゴヤパークがる)→ミセスマックォーリーチェアー(開拓の祖マックォーリー卿婦人のお気に入りの場所)→マリーゴールド(中華街にある飲茶レストランで地元でも美味しいと評判・・・昼食)→シドニー湾クルーズ(シドニー湾を気軽に楽しめるクルーズ)→オペラハウス(1973年完成のシドニーのシンボル)→ココス(免税店にて買い物)→(14:50)フラマセントラルホテル(18:00頃発)→ハーバーウォッチ(夕食 ビーフかフィッシュ料理)→オープントップバス乗車(コアラバスにて美しい夜景を)→免税店→(22:30頃着)フラマセントラルホテル 泊

(初めてのゆったりした朝食) 昨晩はごろごろして二人とも何度も目を覚ました。やはりウルル登山のせいだろうか?体のほうが興奮してなかなか寝つけない状態なのだろうと思う。Kさんの奥さんもそうだったようだ。それでも熟睡感はかなりあり、6時には起床。7時に朝食を食べに食堂へいく。始めてゆっくりした朝食をとる。バイキング形式だが、基本的にはヨーロピアンスタイルなので、品数が少ない。お粥があったので、則はそれで満足。

(シドニー市内観光1・ボンダイ・ビーチなど) 9時に出発。今日はSさんという、まだ初々しい感じのガイドで、ちょっと心配な気配。最初に20分ほど走って、ボンダイ・ビーチに到着。ここで15分ほど過ごす。1q以上も続く砂浜は、シドニーオリンピックの時のビーチバレーの会場。また政府公認ビーチ(ハンディキャップのある人や子どものために海水プールがあること、ライフセイバーがいることが条件とのこと)の第一号となったところだそうだ。海水浴をする人や甲羅干しをする人などが平日ではあったがかなり見られた。大胆な水着の人はいたが、トップレスは見かけなかったョ。オーストラリアの場合、遊泳可能な場所の表示は、黄色と赤の上下に色分けされた旗が2本海岸線に立っているその間だけとなっており、ガイドの説明ではその間で溺れた場合にはライフセーバーが助けに行くが、そうでないところは助けに行かないとか?もっとも沖にはどのくらい出て良いかどうかの浮きの標識はないようで、その話の真偽は定かではない。ただ、鮫が出没して毎年何人かは犠牲になるというので、あまり無茶はしないのだろう。海水の温度は順さんがさわったが、結構冷たいということだった。
 海岸から一挙に小高い丘に登り、高級住宅街地域の水道施設の上に作られた芝生の、タドリーページという名の公園に9時45分に到着。ここはシドニー湾を一望できるところで、シドニータワー、オペラハウス、ハーバーブリッジの3点セットが遠望でき、きれいだった。これから先の市内観光はところを変えてこれらを見て回ることになる。
 10時にそこを出発し5分ほどでギャップパークに到着。断崖絶壁を臨むところで、自殺の名所という。ここは運転手のピーターさんの推薦の場所であるらしく、コースには入っていなかったが自ら降りてきて説明をしてくれた。ここでワトルと言うおもしろい形の花をつける植物を見た。

(シドニー市内観光2・オペラハウスなど) それから、キングスクロス(日本の歌舞伎町と説明・公娼?がいる唯一つの町)、州立図書館、博物館(アボリジニの歴史も見られる・無料)などの地域や建物を車窓見学し、オペラハウスやハーバーブリッジを間近に望める公園の中のミセスマッコォーリィーチェアなどに座るなど、公園散策を10時45分から11時10分までした。ところで、この椅子はマッコォーリィーという提督が奥方に港がよく見える場所に贈った椅子ということで、そこに座ると幸せになるという言い伝えが生まれているらしい。その椅子に座ってそれぞれの夫婦で写真をとりあった。
 公園を出発するとき、運転手のピーターさんがアイスクリームをおごってくれた。日本のと比べるときめの細やかなソフトクリームだった。おいしくいただいた。
 その後対岸にバスを回して、オペラハウス付近を見学散策。オペラハウスの内部を見学するツアーというのもあるらしいが、今回は切符売り場付近を見ただけ。8万もするというオーストラリア産のウールを使った椅子にぜひ一度座ってみたかった。さてオペラハウスの外観だが、もちろん貝殻とヨットの帆をイメージしたものだが、近くで見るのと見慣れた遠望とではだいぶ違いがある。白いイメージがあるが、屋根は微妙に凹凸があり、真っ白ではない。これは純白だと船の航行に支障があるからだとか。
 オペラハウスからはハーバーブリッジが大きく見える。最近日本のテレビでも紹介されているハーバーブリッジのアーチの上を散歩するツアーの人々の姿が、空也像の口から出ている南無阿弥陀物になぞらえた菩薩像のように小さく橋の上辺にくっついて見える。則はだいぶそのツアーにご執心らしく次回は何とかという気持ちがあるようだ。

(シドニー市内観光3・シドニー湾一周と飲茶の昼食) 11時52分〜12時30分の間、ジェットクルーズという名のシドニー湾クルーズ。この船、名前の通り確かに早い。他の船を追い越していく。シドニー湾を一周して、およそ40分でダーリングハーバーに着く。そこには水族館などの建物と、モノレールの駅があった。平日昼間だがやはりここも人が結構でていた。12時45分ー1時半、昼食。富麗宮酒楼(英名:マリーゴールド)にて。飲茶で、結構量が多かった。大きさも中国や日本のより少しオージーサイズなので、満腹を通り越して苦しくなるほど食べた。紹興酒を1本注文。写真は昼食場所の中華街付近を走る路面電車。
 13時55分〜14時40分は、DFSココスで買い物。いろいろと買い込み過ぎて、帰りの空港でタックスリターンの手続きが必要となった。でも、順さんにとってカンガルー皮のハンドバッグは嬉しい買い物だ。2時50分ホテル着。夜の出発までは自由時間となる。

(ハーバーブリッジサイドでの夕食) ただぼんやり部屋で過ごすのももったいないので、16時〜17時、セントラル駅付近の散策に出かけた。新しいビルもきれいだが、こうした古い建物は落ち着く感じがする。キップの買い方なども見て来たが、日本より合理的かも。写真はセントラルステーションの外観。
 17時45分にホテルを再び出発し、夕食場所へ向かう。18時5分くらいに到着。ハーバーブリッジ真下のレストランで、ハーバーブリッジの薄暮からライトアップまでを鑑賞しながら食べた。名前もハーバーウオッチレストラン。団体の日本人客が入っていた。食事のサービスもオーストラリア時間で、次のバスに間に合うかどうかハラハラしたし、味のほうもオージーだった。

(コアラバスの貴重な体験) 19時10分出発。コアラバスの乗車地へ向かう。ここでコアラバスのツアーの客となる。パンフレットの写真は皆コアラの着ぐるみを着ていたので客にも貸してもらえるのかと思ったら、ガイドが着ているだけだった。そっれはそれで双塔恥ずかしいものがあるというものだが。結構タレントとかスポーツ選手なども乗ってるとのことで人気があるのだろう、今夜は満席に近い乗車率だ。我々は道路側の方が見応えがあるだろうということで、後方の右側を確保。そう、オーストラリアは日本と同じ左側通行なのだ。
 19時30分コアラバス出発。ボンダイ・ビーチを見て、タドリーページ公園では下車して夜景を鑑賞し、南十字星ウオッチもした。世界二位と自負するだけのことはあってきれいだった。が、東京の夜景を見慣れている我々にとっては特別にどうという感慨はなかった。
 その後100歳近いロンドンの二階建てバスを改造したコアラバスは高級住宅地街などをまわって、心臓破りの丘をそれこそいきも絶え絶えに登った。ようやく登りきり、皆で拍手をした途端・・・パンクでバスは傾いて止まった。ちなみに我々は右後方に乗っていたが、パンクしたのは右前方のタイヤ。少し関係あるかな?そこで20時40分から20時55分まで停車。
 本当は二階建てバスの上が切られているコアラバスの本領を発揮するトンネルなどはこれからだったのが、代車のため普通のバスで通過し、21時5分にミルソンズ・パークという、ハーバーブリッジのやはり展望地で夜景を鑑賞し、21時25分そこを出発した。ところで何とこの代車のバスの運転手は、午前中の人(ピーターさん)だった。再会を強い握手で求められ、痛かった。
 コアラバスの終点DFSに21時35分着。ここで念願のブーメランを買う。勿論順さんもまた何某かを買った。今回はこうしてしょっちゅう買い物をしている。けちなわが家にしては本当に珍しい。22時30分その免税店で出しているホテル回りのシャトルバスでホテルへと戻る。
 22時45分くらいにホテル着いて、荷物整理をしてから風呂に入り、0時就寝。しかしこの夜も結構目を覚ました。興奮は続いているのだろうか。

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