第八日目(2004年1月3日)
フッカーパレットトラック・フッカー氷河湖までハイキング
ホテル→60分→キャンプ場(トイレ)→20分→慰霊塔→30分→第一吊り橋→40分→第二吊り橋→35分→避難小屋(トイレ)→30分→氷河湖→40分→湧き水→10分→第二吊り橋→30分→第一吊り橋→15分→慰霊塔→10分→キャンプ場→30分→ホテル
<朝>
起きたらお天気がよい。朝焼けのマウントクックが見られそうだとすぐに準備する。
6時頃から徐々に空が赤くなり始め、少しずつ少しずつ赤くなっていくのが楽しめた。特に雲の色がきれいだった。どうせアルバムには1枚しか張らないのにと思いながら何度もシャッタ−を切った。
その後朝食会場へ。今日も一番乗りだった。
<ハイキング> 9時〜17時
最後のハイキングになる。まずはガイド氏の指導で軽いストレッチ。そして出発。
真っ青な空、今日も暑そうだ。氷河の青さもはっきりと見えた。
遅い人は前にという指示で、今日も一番前を陣取る。これが後々結構いい場所取りで、説明が良く聞き取れた。
歩き始めはずっと続く木道。最近作り直したというそれは隙間に靴の先が入り込んだりして非常に歩きにくかった。しばらく行くとルピナスの咲いているところがあった。この花は外来種で在来種の存在を脅かすというので駆除の対象になっているとのことだが、ここだけは日本人の撮影のために残してあるということだ。 どうぞ写真を撮ってください、というガイドの声に応えたのは、何故か順さん1人だった。
それから1時間ほどでキャンプ場。ここでトイレをすませていよいよ本格的なハイキング。上りになる。この辺り、ニュージーランドブルーベルというキキョウのような青い小さな花がたくさん咲いていた。在来種はこのように皆小さいのだそうだ。ルピナスのように大きなものは、皆外来種と考えて間違いないとのこと。最近はルピナスの他に、タンポポやクローバーもどんどん増えて駆除のしようがないとのことだ。
このガイド氏もよく説明をしてくれる人なので、歩きやすかった。そうこうしているうちに歩き始めて2時間、第一の関門、吊り橋に到着。長さは前回のとあまり変わらないが、高い感じがした。しかし、怖い人は前に渡ることで揺れが少ないというガイドの言葉を信じ、なおかつ丁度腰の所にあるロープにしっかりと掴まりながら渡ると、前回より楽に渡れたような気がした。といっても下を見る余裕はなかった。後で、「ラージマウンテンデージーがきれいだったでしょ。」と言われても、何のことだか・・・(右の花がラージマウンテンデイジー。この写真の直径は10センチ弱。葉も水分の蒸発を防ぐために白い産毛で覆われている。)
それから、氷河で削られた谷を歩いたり、氷河のよく見えるポイントで写真を撮ったりして、40分ほど行くと第二の吊り橋。ここでは渡る前に、ここでしか見られないというエーデルワイスとウイローハーブを見た。さて吊り橋はもう慣れたというか諦めたというか、やはりしっかり捕まってではあるが難なく渡りきった。結構風があったように思えたが、こんなのはたいした部類には入らないのだそうだ。あまり強いと橋を渡ることは危険なために取りやめることもあるそうだ。(左がエーデルワイス・右がウイローハーブ)
そこから氷河湖を目指して行く途中、マウントクックリリーを見た。これが一番見たかった花なのだが、もう時期的には遅いらしく、ほとんどが実と蕗のような葉っぱだけになっていた。しかしこれだけの量を見ると、咲いているときにはさぞや見事だろうなと思う。その代わりといっては何だが、マウンテンデージーとラージマウンテンデージーがあちこちに咲いていた。
途中でトイレがあったが、つまっていて汚かった。
ようやく13時に氷河湖に到着。昼食となる。ここでもお茶のサービス。これが通例となっているようだ。氷河湖には氷河の固まりが浮かんでいた。好奇心の強い則はその水をさわって「つめて〜」と騒いでいた。当たり前。氷の溶けた水なのだから。
1時間ほど休憩を取って、同じ道を戻った。
今日もマウントクックの頂上以外は雲一つない青空の良いお天気で、手に日焼け止めを塗ることを忘れた則はかなり被害を受けた。
勿論この日も夕焼けを見ることができた。
<ホテル> ハーミテージ 515号室
昨日と同じ
<この日見つけた植物>
マタゴオリ、ファーン(シダのこと)、フォックスグローブ(ジキタリス、釣り鐘にんじんのような花)、オダマキ(ピンクの花)、タンポポ(キングデビル)、ニュージーランドブルーベル(ききょう)、ワイルドスパニアード、トタラ(赤い実、甘い、ケアの餌)、ヒービー(白い花)、マウンテンスノーベリー(黄色い花、赤い実)、ラージマウンテンデージー、エーデルワイス、エバーラスティングデージー、マウンテンデージー、ウイローハーブ(ピンクの花)、マウントクックリリー(蕗のような葉)、マオリオニオン、ロングリーブドグラスツリー(松のように見えるがツツジの仲間)、バイパーズビューグラス、プアーマンズ煙草の葉