秩父34札所 結願

 1998(平成10)年、右下の写真のように、私たちは秩父札所巡りの第一歩を、第一番札所四万部寺にしるした。

 順さんが乳癌の手術をしたのがその年の5月15日。術後、職場への本格的な復帰の訓練をかねての秩父霊場34観音札所の巡礼の旅を計画したのだった。

 無事に、職場への本格的な復帰を果たした順さんは、その後にいくつかの障害はあったものの、それらを克服して、5年目を迎えた。

 そこでこの春再び、残していた23番札所の音楽寺から30番までを1日かけて回った。

 そして月日は更に流れ、術後5年が2003年5月15日に無事経過した。この頃からもはやホルモン療法の薬からも解放されたのだった。

 そこで残りの31番から34番までの旅を計画したわけだが、残りの四か寺は離れており、1日の休みを使っただけではとうてい回りきれるものではない。そんなある日、ふとパンフレットを見ているとはとバスで願ってもないコースを運行しているのを発見した。その四か寺を一日で巡ってくれるものだった。

 そこで、我々はその願いだった五年経過のお礼参りの心をも込めた、「結願」の旅を決意した。

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