’98年11月1日(日)〜10日(火) 

「私」の記録 「則」の記録
 則さんの一大事。「痛っ。」という則の叫び声にびっくりして台所に行くと、昼食を作っていた則の左親指がざっくりと切れていた。私がまだ不安定な状態でいるのだから則に何かあっては大変。大事にしてもらわないと。

 かくのごとく、我が家では食事を作る回数は断然則の方が多い。

 指先のしびれ感がだいぶとれてきた。今一番ひどいのは両方の親指だ。(小指は全く正常。真ん中の3本の指からしびれが親指に移動した感じ。)
ミスドカード 今日から暫定的ではあるが、この記録のスタイルを少し変えることにした。何故かと言えば、順さんの回復も急峻な時期から安定期というかなだらかな回復期に入ったと思うからだ。毎日の記録がどの程度このページの読者の方々に有用かは直ちに判断は付かないが、キーになる記述が少なくなってきているので、何かアクシデントでもない限り、10日ごとまとめたページでご報告をさせていただくことにする。

 さて写真は今日朝ご飯で近所のドーナッツ屋に行って引いたカード。10点集めると手帳をもらえるのだが、だいたい1回に1−2点しかでない。それが半分の5点を引いたのだ。実はこの手帳を毎年我が家では愛用しており、私はすでにこの手帳をもらっているので、これで順さんの分も一挙に手に入れることができた。
 午後学芸会の準備だったが、私は放送関係で、すでにほぼ終了しているので、ゆっくりとクラスの子供の作品を評価していた。

 帰りは則と待ち合わせ。「よく飽きないわねえ。」という声を後ろに聞きながら職場を出る。 
 昨日の左親指のケガでキーボードが打ちづらくて、今日は暇しなきゃと思っていたら、めちゃくちゃ忙しい一日だった。それでも出張の途中で、ビックカメラパソコン館に行って、640MO5個と電源連動用のテーブルタップを買う。順さんに言わせれば、結局暇なんじゃないかと文句を言われる。彼女のための買い物なのに、割が合わない。

 そうそう、昼間ピッチがなるので驚いて見ると順さんからで、すわ一大事と思ってかけるとての具合を聞く内容。有り難かったが、かかるはずのない時間帯にかかったので、結構驚いた。

 夕食は近所の酒屋(ウイスキーや焼酎を入れてあるところが4軒ほどある)の一つに行ったら今日は休みよと女将がでてきた。仕方なく別の1軒へ行く。
 自転車置き場の人工芝を新しく変えた。うちにはなんと5台もの自転車がある。常時使っているのは2台だが、後は緊急用。というか、古くなったのを捨てずにとってあるだけなのだが。

 今日、指のしびれ感がひどい。昨日長い時間マウスを使ったせいだろうか。 
 今日は取り立てて予定がないので、Win95をWin98に今までメインにしていたマシンを変更し始めたら、インストールの途中で何度も何度も引っかかり、動かなくなってしまった。気分直しをかねて朝食に出かけ、その後玄関先の畳4枚分の人工芝を交換した。

 昼食用に、インド料理(豆と野菜のカレー)のセットというかキットというか、スパイスとカレー粉とインド産の豆がセットになったモノを買ってあったので、2時間くらいかけて作る。あまり辛くなく、まぁまぁの味。順さんに言わせれば、パキスタンに行ったとき食べたあじとのこと。でもこの両者最近犬猿の仲。

 指のしびれは、一進一退と言うところか。良くなったような報告を聞いたと思えば、次の日には悪くなっている。
 特にどうということのない1日。書くこともない。

 指のしびれは治まった感じで、気がつかないことの方が多かった。そういえば、胃のあたりの引き連れもここしばらくは感じていないな。
 今日も忙しかった。年末調整もそろそろ始まって、時間との勝負なので、迅速に処理しないとならない。その上、高々1時間の間に3回も役所から、しかも同じ人からの電話。まぁきいてこないよりはずっと、ずっとましなのだけれども、うんざりというか、ノイローゼになりそう。

 パソコンは相変わらずの調子。
 明日から学芸会ということで、午後はその準備にかかりっきり。たって動きっぱなしだったので疲れた。   なんだか解らないうちに沢山のことが決まっていく感じで怖い毎日。今日も疲れた。順さんも疲れたといっていたが、疲れてくるのは普通なのかもしれない。だいたい二人分の仕事をしている感じの現状が疲れを増加させているのだ。この文句誰にいったらよいのだろうか。
 学芸会本番。本番の日はあまり仕事はないので、楽だった。夕方、則と待ち合わせてトルコ料理を食べに行く。メニュウーは酒は「ラク」とトルコ産のワイン(ボトルのラベルは左の通り)、前菜は「ピーマンのドルマ」「ピラキ」、肉料理は「シシケバブ」「挽肉の煮込んだ物」、デザートは「ライスプリン」「蜂蜜につけ込んだあまーいお菓子」「コーヒー」「紅茶」。まずくはなかったが、これといって特色もない料理という印象だ。  トルコの料理を食べにいった。なぜトルコかという話はともかく、トルコは世界3大料理の一つなのだそうな。でも日本人好みにアレンジしてあるのだろうか、ほとんど違和感のない食べ物ばかりであった。ずいぶんとヒマしている店で、2時間足らずの時間の中で、客は私たちと後から来たアベックの二人だけだった。

 私は帰ってきても酔っぱらって寝てしまったのだが、順さんはしっかり料理の記録を日記に書いており、至って元気な様子だった。ただ、てのしびれは今日はひどいようで、薬を塗ってもらったら、指の感覚がなくなりいらいらしてくるという話だった。
 学芸会2日目。今日は保護者対象。クラス数が少ないということは、職員の数も少ないということで、特に今日は教室で子供を見る手も必要だったので、会場の人手が足りず、いろんな係りの手伝いをした。重い台を運んだりしたので、手首から先がどうも変。

 帰宅してみると、則がまた大活躍。手が震えるということで、2人そろってブルブルだ。 
 午前中から午後にかけて、ベランダの人工芝の入れ替えをやった。まず今日安売りをするというチラシを確認していたので、ディスカウントショップに出かけて人工芝と巻き取り機付きのホースを買う。自転車で2往復。それからベランダの古い芝をはがして、買ってきたホースと洗剤とブラシでベランダを掃除。その後、新しい人工芝をはる。ほぼ作業を完了という頃に、順さんが帰宅した。 
 則はいない。その間にいろいろとやろうと思ったが、子どもたちの風邪がうつったのか(学校ではとても流行っている)のどが痛くてたまらないので、用心のため薬を飲んで1日の大半を寝ていた。

 右手のしびれもひどくて、Yシャツのアイロンかけも途中でやめた。 
 学芸発表会なので日曜出勤。職員の昼飯を手配しただけで、仕事は終わる。こういう日は、なにもないに越したことはない。その後新宿という地の利を生かして、箱根へ小田急で職場旅行へ。どうということはなく、一日が暮れる。10時過ぎにまじめに就寝。
 風邪気味は相変わらず、右手のしびれがまだ残る。右手を多く使うせいか、手首のあたりも痛くなって、帰ったら湿布しようと思った。

 この頃は、体の一部を切り取ったのだから、何もないという方がおかしいのかもしれないと思っている。先日、下半身が動かず寝たきりの人のドキュメンタリーをTVで放映していたが、その人が、「もう自分は生に対する執着はないが、家族が私の生に対してまだ執着している。それがある限り、自分も努力せねば。」と言っていたのがひどく印象に残った。則の最近の献身ぶりはまさにそれだなと思う。夕べは、久しぶりの一人で、家が広すぎた。
 7時30分に旅館で朝ご飯を食べた後、8時38分のロマンスカーで帰途。編集中の冊子の編集会社よりロマンスカーに電話、少しは休ませて欲しいものだ。到着後、新宿のコンピュータショップで変わったことはないかとチェックした後に12時少し前に帰宅。
10  則が手のしびれについて調べてくれた。多分合っていると思う。ということはしばらくはこの状態が続くということか。仕方ない。

 こういうものだと思ってうまく付き合っていこう。 
 腹が立つことがあったが、まぁそれはそれとして休み明けとしては比較的穏やかに過ぎた一日であった。

 手先のしびれの件だが、国利地がんセンターのページに抗ガン剤によるしびれに対する記述を見つけた。順さんに聞くと概ね当たっているというはなしだった。パンツをあげるときにも指先に「むづがゆさ」が走り途中で止めたくなるとのことだ。頼むからパンツをあげてからトイレから出てきてくれ!

 冗談はさておき、上記ページの説明では、しびれに対する有効な治療方法はないと言うことだ。末梢神経を何らかの形で刺激するような、自覚症状を軽減させる方法が紹介されてはいるが。