9月11日(金) プール納め。もっと温存法を知って欲しい


 今日は午後プール納め。4年生から6年生までの記録会のことだ。主な部分は男の先生がしてくれたので、私は、時間を計ることをやった(計時係)。約2時間立ちっぱなしだったし、何と青空が出ていたので結構疲れた。終わったあと、麦茶を3杯も飲んだが一向に体の火照りはとれなかった。

 そう、また病気の話。ある先生との話。先日とは別の人なのだが、その人の元同僚も同じ病気で手術したとのこと。その人は1年間休職したのだそうだ。それで、私が体育をしていることをひどく心配してくれた。そうだよなあ。私たちって肉体労働者だもの。低学年の保護者会に来ていた元のクラスの保護者もプール納めに行く私を見て「そんな格好をして大丈夫なの?」と心配してくれた。でも、今はやるっきゃない(古い言葉)。

 それにしても色々と話を聞くにつれ、私はいい医師に巡り会えたと思う。既に経験した人の話を聞くと、みんな大変らしい。それも全てが全滴なのだ。K医師が声を大にして啓蒙活動をしている意味がこの頃よく分かる。あまりにも世の中の人は知らなすぎる。その為に、検査といわれていたのに麻酔が覚めてみたら乳房がなかったとか、医師に勧められるままに全滴をして、その後、そのダメージの大きさに気が付いたとかのメールが届くのだ。最近あまりにもこの様な話が耳にするものだから、そのたびになにやかにやと説明しているので、やや自嘲気味に「乳ガンアドバイザー」を名乗る私にも、慰めの言葉以外に何も出てこない。

 手術をする前に、このホームページを見て欲しいと切に願う。適切な診断のあと、全滴でやむを得ないというなら納得もできるだろう。が、メールを読む限り、あまりにもごまかしの手術が多すぎる。


則裕の記録

 再発の可能性の否定は約5年後となるのだから、まだ軽々に「順さんにとって」、今回の手術が「完全に」成功したと言えるわけではないとは思う。これはネガティブなことを言いたくて書いているのではない。上の順さんの書いていることを引き継いでの感想だ。イディアフォーやK医師の著書などに再発の可能性は○○%と書かれている。再発の可能性を含めてある種「インフォームドコンセント」がなされる必要があるように思う。しかしながら、妹のだんなさんを含め我が肉親の癌患者について言っても、可能性は低いですから安心して下さいとは言われるが、どのくらいの可能性で再発するとは言ってはくれない。

 再発の可能性は少ない・・・・こういった方がその後の患者の精神的な部分は軽くなるだろうと言う考え方なのだろうが、これは癌告知をしない方がよいという考え方の延長線にあるもののなことは明らかだ。数パーセントの可能性はきちんとあるのだから、だからこうした検査が定期的に必要なのだという理解は患者の側でも、生きていく予定として必要なことだと思う。きちんとしたアフターフォローで、より早期発見を可能にすべきだ。癌治療の特効薬は早期発見であることは誰も否定し得ない事実であり、早期発見であればあるほど完治の可能性は上がるのだから。