8月3日(月) 久しぶりの入浴


 本当なら今日は日番で出勤するはずだったのだけれど、職場の計らいで無しにしてもらった。そんな事してもらわなくてもなんて思っていたけど、結果的に見て助かった。

 それにしても今回の入院は以前とは違ってショックだった。以前のは手術が終われば終わりなんて、盲腸でも切るような気楽さがあったが、今回のは私の体に魔物が住み着いているということを思い知らされたようなものだから。気力だけではどうしようもないような体になってしまっているということを思い知らされた出来事であったから。

 まだ微熱はとれないが、病院にいるよりも気分はいい。病院にいるときのように落ち込むこともなく、自己管理をしっかり自分でしなければと、それなりにハリがある。といっても、今日は殆どベッドの中で何もしなかったのだけれど。更に不思議なもので家に帰ったら、あれほど荒れていた唇がきれいに治った。ささくれ立っていた指先もきれいに元に戻った。家にはそれなりの力があるようだ。

 夕べ、則が、私が入院しなければならないのに、いやだーとだだをこねて泣きわめく夢を見たそうだが、全くそれは今の私の心境だ。もう入院はしたくないな。義姉ではないけれど、家でひっそりと過ごしたい。

 今日は久しぶりに風呂に入った。10日ぶりの風呂だったので、まあボロボロ垢がでた。すっきり気持ちがいい。


則裕の記録

 職場に久しぶりに自転車で行ったら、汗びっしょりになった。また退院してきたというのは面倒なので、まだ入院しているということで押し通している。相変わらず微熱が続いているので、いつ入院となるかも知れないから。まぁ、この文章を読んでいる職場の人には判ってしまうことなのだけれども。

 かつての職場の人から電話があった。この人は脳溢血で倒れて、ようやく職場復帰した人で、退院のお祝いという話だったので、また入院したと話した。丁度今日は養護教諭(保健の先生)が日直だったので、側で聞いていて、白血球数300と聞いて目を丸くしていた。

 ようやく順さんが家に戻ってきたので、Win98を購入。まだインストールの気力無く、そのままにしてある。

 順さんは食欲が出てきたようで、明日は寿司でも食べるかと言っていた。どうなるか判らないが、買い物にも行ったようだ。ただ体温は相変わらず、36−37度の間を行ったり来たりだ。僅かに全体として下がり気味だという感じか。