7月20日(月) 海の日。札幌に来た。


 朝寝坊した。目覚ましの音が聞こえないなんて前代未聞。則がいなければずっと寝てたに違いない。慌てて用意をして出発。

 気持ちの悪さとだるさは残っていたが、じっとしていても動いていてもあることなので、どっちにしても同じことなら楽しい方がいい。とは言っても、今日は則の後をチンタラチンタラ付いて行くだけで、何度も則の足を止めた。でもそれなりに札幌を楽しんだ。が、疲れた。

 夕食はかねて念願の店に行った。4時に予約を入れていたが正解だった。というのも休日のせいもあるのだろうか当初予定していた5時頃には殆ど食材が無くなっていたのだ。食べたのは、つぶ、ボタンエビ、いか、ほっきがい、うに。それにほっけのつみれ汁。おいしかったが、種類がそれしかなくて残念だった。とは言ってもこれでお腹は苦しいほどだったが。

 満足してホテルにチェックイン。風呂に入ってすぐに寝た。則はすすき野へ行きたかったらしいが。


則裕の記録

 朝というか深夜というか、2時30分くらいに目を覚ました。それから、MLの仕事などをして、4時頃に家を出た。羽田発は6時40分だった。

 新千歳空港から快速列車で札幌に向かった。走行している列車の窓を流れる景色と順さんの姿を見ていると、よくここまで回復したものだと感慨に浸り、涙が出そうになった。札幌に着いたのは、9時を少し回った頃だった。どうも札幌に少し順さんは着いたばかりの時は、ボーっとしている感じで、危うく勘違いをするところだった。(内容は書かない)

 もう何度か来ているので、好みの市内名所を何ヶ所か回った。藻岩山からの展望は、いつみても素晴らしい。函館山と双璧だと思う。藻岩山で軽い昼食をとったが、始め順さんはラーメン一杯も食べられないと言うことだったが、私のカツカレー(どうしてこうも特色を無いものを食べるのだろう)を狙った。まぁよい証拠だと思う。彼女に言わせればまだ本調子ではないと言うが、こうして旅に出られたのを良しとしなければなるまい。

 今日の日程は、結果として結構強行軍になった。というのは、小樽へ行って(小樽まで行かなくても札幌でも同様のものが食せるはずだが)刺身を食べたいという希望を順さんが持っていた。休日だったが、お目当ての店は開いていると言うことで、急遽日程を変更して、札幌市内観光の後、小樽へ向かうことになったからだ。もっとも、順さんもさすがに疲れていると見えて、札幌小樽間の快速列車の30数分はずっと寝ていた。

 夕食の内容は順さんの書いた通り。まぁ小樽に行ったらよってみようかなぁと思う程度で、札幌から快速だと約30分ではあるが、わざわざ出かけるまでのことはないと思った。帰りは適当な列車が無くて、緩行で札幌に戻り、チェックインした。

 ところで今回の旅行には列車が多く登場することと思う。これは道央のエリアを1万5百円で指定席を含めて乗り放題という切符で回るからで、結構お買い得の切符だった。明日の富良野往復だけでほぼ元が取れてしまう感じ。