6月10日(水) アイソトープの結果、転移無し。リナック(放射線)3週目にはいる。


 朝からの雨で、寒い。一旦しまったトレーナーを出して着るほど気温が上がらない。

 今日の病院はとても込んでいた。放射線自体は17番目、午後でいうと2番目という早いもので、すぐに終わったのだが、今日の初診の人がなんと16人もいて、ずっと待たされた。やっと終わったのが3時という記録的なものだ。

 さて、今日は診察があったが、上のような状態で、アッという間に終わり。1分くらいだったろうか。初診の人はもっとじっくりと時間をかけていたが、私たちのように何度も来ているのは、特に変わりがなければそれでお終い。待っている間、何人かと話をしたのだが、やはり乳頭が痛いとのこと。私も下着と触れると痛いのでそのせいかなとは思っていたのだが、人と話すと一つ一つが確認される。皮膚が弱くなるからと聞いていたが、こういうことなのだろう。

 医師は相変わらず「何か質問は?」という言葉から始まる。今日はしっかりとお酒良いですか?と聞くと良いよということだった。やったー。それから、「骨はきれいだった。」といって終わり。

 まあ、忙しいから仕方ないか。それにしても私の順番は午前からの通しで51番目。これでも午後の予約としては1番だったのだよ。つまり今日の午前中に50人いたということなのだ。すごい。こんなに乳ガンの人がいるんだ。

 帰りが遅くなったので、新宿で遅い昼食をとってから義弟のところに行くという則と待ち合わせて、その荷物を受け取って一人帰路につく。状況によっては、私の病状を話してくるといっていたが、どうしたかな。癌と闘っているのは一人ではないのだよ、ということで励まそうという作戦なのだが、うまくいくといい。


則裕の記録

 順さんのアイソトープの結果が良かったことは喜ばしいことだ。このアイソトープは骨への転移の有無を調べるもので、全て安心というわけには勿論いかないが、大きな安心材料となる。

 さて順さんも書いているように、妹のだんなの見舞いにいく。妹もだんなさんも、妹の電話よりは落ち着いた雰囲気だった。これについても、少し安心した。順さんの件については、かなり逡巡し、結局話すことは出来なかった。10時に帰宅。言わなかった話をすると、最後の手段だから・・・とのお言葉を頂いた。