6月2日(火) 段ボール片づけ。


 そう、我が家にはたくさんの段ボールの山がある。ロフトも2階も1階もトイレにも、とにかくものすごい量の段ボールがある。何故か?則が買い求めたコンピュータ・オーディオ関係の段ボールを棄てずに全部とっておくからだ。則の趣味としかいいようのないこの事に、これまでは片付ける手間が面倒なこともあって放置して置いたが、今は違う。何かやることはないかと探し回っている私の第一の標的になったのだ。かくして今日の午前中は段ボールとの格闘であった。(これが結構しんどかった。)

ちょっとやり過ぎたか、午後は疲れ果てて子どもへの手紙も書かず、ひたすらベッドの中という状態になってしまった。どうも1日おきにグタッとしてしまう。もう少しうまく生活しなければいけないのだろうが、調子がいいとついつい動きすぎてしまうようだ。

 明日は1週間ぶりのA医師の診察。特にどうということはなく終わるのだろうが、抗癌剤の回数を聞かれたら、うーん・・・どうしよう。1クールでこんなに調子がいいということはやはり3回やらねばいけないということになるのかなあ。薬が効くということはそれだけ副作用があるということだと書いてあったから。ま、あわてず2クール終わってから決めるか。


則裕の記録

 私は、「棄てられたことはあるが棄てたことはない」とよく答えている。段ボールと一口にいうが、引っ越しなどでは絶対にいるのだから、そう馬鹿にしてはいけない。ただそれが巨大な容積を占めていることは否定できない。今もこの部屋には、21インチのディスプレイの箱、BOSE901(分かる人には分かりますよねぇ)の箱などが転がっている。だから、ハンターに狙われたわけです。

 さて帰宅して夕食を済ませたら、結構元気が出てきたのか、千羽鶴や文集をくれた卒業生への礼状を書き始めました。

 私は今日は職場で朝から怒鳴っていたので、ちょっと疲れて、一眠りしていたところだったのですが、妹からの電話で起こされました。またまた、妹からの電話は、良くないニュースでした。妹が得たいの知れぬ病気にかかっていて、鎮痛剤を高単位に服用することでどうやら足の痛みをカバーしていることと、だんなさんが血便で緊急入院したこと、そして土曜日に見舞いにいったことは書きました。そのだんなさんが、直腸ガンとの診断で、今週中にも手術、そして人工肛門をつけるという話です。

 今日自分自身も、左の背中側が痛く(右側だと胆石でこれは持病なのです)、また左足がちょっと曲げにくい状態になっていて・・・またもや病気恐怖心がぶり返しました。

 さて人工肛門ですが、これは順さんの父親もそういう状態になりました。一時は快復して、ゴルフもコースに出るまでになったのですが・・・。何ともいいようがない自体です。手術の日にも心配させるといけないから、来ないでくれとのことでした。私としては、手術が始まったら、行くつもりで、日にちと時間が決まったら教えるようにといって、電話を切りました。順さんと一緒になるのと前後して、父親・母親・順さんの父親と全てガンでなくしています。だから、ガンの闘病のつらさや、周りの人間の大変さは人一倍理解しています。病人に対するタッグが協力なのは、この事も大きな原因です。

 とにかく、手術直後の病人の状態やら、どうすべきかも知らせなければなりません。また、度重なる妹の入院や子どもの教育上の出費なのが重なっている状態があるので、経済的な支援もある程度必要な家庭状態です。また、順さんに頼らなければならない状態ですが、仕方ありません。

 ・・・というわけで、またまた嵐の吹き荒れる我が家となりました。